人間にとって 水 イコール 命

人間にとって 水 イコール 命 というのは当たり前ですし、誰もが周知のとおりです。1週間食事を摂らなくても死にませんが、水はそういうわけにはいかないのです。

大災害が起こると、真っ先に心配されるのが飲み水。阪神・淡路大震災のときにも深刻な水不足が生じ、地割れした道路から沸き出る地下水や、雨水を飲料水代わりにしたというようなことがありました。

そして腎機能が低下している人が日々、命をつなぐために行う透析。これも大量の清潔な水を必要とする。災害で透析が受けられないことでなくなる人も少なくないのです。現在、日本では30 万人以上が週に 3 ～ 4 回の透析で命をつないでいます。」

人間 1 人が1週間生活するためには、最低でも 20 Lの飲み水を必要とします。20 L といえば、ポリ容器 2 つぶんにも相当します。

そもそも、人間の体はほとんど水でできているといってもいい。成人だと体重のほぼ 6 割、乳幼児にいたっては 7 割を占めています。

それでは水なら何でもいいのかというとそうではありません。生命を維持し、健康な生活をおくるためには、どのような水をどう飲むかが重要です。
栄養バランスもとても大事な事項ですが、水はもっと大切です。

では、体にいい水とはどんな水か。市販されているミネラルウォーターは、水道水より体にいいというイメージがあります。

確かに、特定の産地でとれた地下水を浄化・加熱処理し、有害物質をとり除いたものがほとんどですが、その成分となると保証はできません。

ヨーロッパ産のミネラルウォーターには、カルシウムやマグネシウムといったミネラルが豊富に含まれていますが、日本ではその基準がないため、ミネラルの補給までとなると難しい現状です。

ただし、ミネラル豊富な水は金属のような味がしてまずい。逆に日本の超軟水などはまろやかでとてもおいしい。という特徴もあります。

国産の超軟水一覧（硬度1～50）
https://mineralwater-guide.net/contents/archives/14


また、このミネラルもとり過ぎるとそれはどれでメリットがあります。それならば、経済的にみても水道水をうまく利用したほうがいいということになります。

水道水に含まれている塩素や、悪名高き発がん性物質トリハロメタンは、やかんなどで沸騰させることでほとんどとり除くことができます。

こういった有害物質に加え、水道管から溶け出す鉛や鉄があるが、これは水道水を利用しない夜中に溶け込みやすいので、朝一番の水はあえて飲み水として使わないようにします。

水道水 残留塩素や有害物質が不安
https://life-ddefense.com/d-food/archives/242

逆に、寝る前の水道水は安全性がもっとも高いので、これを汲み置きしておいて沸騰させれば効果的です。

浄水器を取り付けるのも一案ですが、通常家庭で使われている蛇口直結式の小型のものではあまり期待できないのが本当のところです。浄水器には、有害物質を取り除く活性炭と、鉄さびや濁りをとり除く中空糸膜などのろ過材が組み合わされています。

当然、小型の浄水器には少ない活性炭しかなく、勢いよく水を出したのでは効果が低下します。チョロチョロと細く水を出し、活性炭に接触する時間をできるだけかせぐしかないのだが、これではいたって不便です。

また、水は飲み水以外にも皿洗い、掃除、日常的に使う量はかなりものですからコストもよく考えなければいけません。

私は個人的には飲み水は温泉水が大変気に入っています。値段も高くなくストレスになりません。
温泉水99 鹿児島・垂水温泉の天然アルカリイオン水
https://mineralwater-guide.net/contents/archives/325



また、あるテスト結果では、浄水器のカートリッジ取換え時期が近づくにつれ、ろ過機能が劣ってくることもわかっています。掃除機のパワー低下が起きたらフィルターやダストボックスをキレイにしなければいけないのと同じです。

水といえば、朝日覚めの 1 杯を心掛けたい。というのは、寝ている間に出た汗のぶんの水分を補給したり、尿や便を促すのに重要な役割を果たすからです。

体に残った老廃物は尿や便という形でしか排出できません。このとき、なるべく体液に近い水分をとるのがポイントとなります。体液にはミネラルが含まれているが、先のミネラルウォーターのことを考慮すれば、ミネラルを含んだ天然の塩を少量水道水に溶かして飲むというのが手っ取り早いでしょう。

朝起きたらコップ 1 杯の水を飲む
https://rumor-info.com/food-2.html


飲む水は無頓着すぎるのは NG ですが、異常なまでに高性能・高機能にこだわることはないと思います。命の水ですから長く続けられる自分の身の丈に合った水をとり続けることが大切です。

• ミネラルウォーター
• CM(0)
• 2016/01/22 Fri.